衛星通信 伸びると予想される業界・分野について

KDDIとSpace-X

さて「衛星通信がホット」も今回がとりあえず最後になります(今後この分野が再度ホットなマイルストーンを迎えたときなどはアップデートします)。能登半島の震災でも活躍したとされるKDDIとSpace-Xとのコラボです。そうSpace-Xはあのテスラのイーロンマスク氏が設立した会社です(下記はKDDIのHPより抜粋)。ちなみに正式名称はSpace Exploration Technologiesとなります。

KDDIとSpace-Xが提供するLEO(低軌道)衛星サービス Starlinkが提供するのは主に下記の2つと理解をしています。

  • 国土の約3割を占めると言われる山間部や島々など光ファイバーなど基地局設置に不可欠なものが敷けない場所などで、基地局のバックホールとして衛星通信を利用(2021年9月にStarlinkと合意)。企業向けのブロードバンドサービスにも利用。
  • スマホとの直接通信で利用(2024年内にSMSからサービス開始予定。データ通信などは順次サービス予定とされています)

詳細については以下、KDDIのHPからの記載を抜粋します。

  • ■auエリア展開の取り組み
  • KDDIは、お客さまの日常をつなぐため生活動線のエリア整備を積極的に行い、4G LTEの人口カバー率は99.9%を超えています。また、お客さまの非日常をつなぐ通信エリアの実現に向け、光ファイバー回線を敷設しづらい地域においては、Starlinkをバックホール回線としたau基地局を順次展開しています。しかしながら、日本国土は16,000以上の山々(注2)と14,000以上の島々(注3)を有しており、諸外国と比べて、国土面積に占める可住地面積率は33%(注4)と小さく、地理的条件により基地局の設置が困難な場所が存在することから、国土における4G LTE面積カバー率は約60%に留まっています。
  • これまでの取り組みに加え、新たにスマートフォンが衛星につながることで、「日本のどこにいても、つながらないがなくなるように」を実現していきます。
  • ■Starlinkについて
  • Starlinkは、世界中のユーザーに高速で低遅延のインターネットを提供しています。低軌道を使用する世界初かつ最大の衛星群を活用し、ストリーミング、オンラインゲーム、ビデオ通話などをサポートするブロードバンドインターネットを提供しています。Starlinkは、スペースXによって設計および運用されています。世界をリードする航空宇宙企業であるスペースXは、宇宙船および軌道上のオペレーションに関する豊富な経験を活用して、世界で最も先進的なブロードバンドインターネットシステムを展開するとともに、既存のLTEスマートフォンに直接接続するための衛星群を提供します。
  • (以下はこちらのKDDIのHPより抜粋)
  • KDDIはSpace Exploration Technologies (スペースエクスプロレーションテクノロジーズ) Corp. (本社: 米国カリフォルニア州、CEO: イーロン・マスク、以下 スペースX) と、国内の法人企業や自治体への衛星ブロードバンドインターネット「Starlink」提供に関する契約 (以下 本契約) を締結しました。本契約は2021年9月に契約したau基地局のバックホール回線への利用 () に続く合意となり、いずれも2022年内の提供開始を目指します。
  • スペースXが開発した「Starlink」は、世界中に高速・低遅延の衛星ブロードバンドインターネットを提供します。「Starlink」の通信衛星は、高度550kmの低軌道上に配置されており、従来の静止軌道衛星に比べて地表からの距離が65分の1程度と大きく近づくため、大幅な低遅延と高速伝送を実現しています。2020年に海外でサービスが開始され、2022年夏から海上向けサービスも提供されています。
  • 本契約に基づき、KDDIは「認定Starlinkインテグレーター」として、これまで通信環境の構築が課題とされていた山間部や島しょ地域、自然災害時などにおいて安定かつ高信頼な通信を必要とする法人企業や自治体のお客さまに、「Starlink」の高性能なネットワークを提供できるようになります。これに先立ち、KDDIは2021年から国内にて「Starlink」の技術検証に取り組んでおり、au基地局のバックホール回線への利用を含め、サービス品質と性能の実証を行ってきました。
  • 本契約にあたり、KDDI 代表取締役社長 髙橋 誠は次のように述べています。
  • 「Starlinkの比類なき通信体験を追求する姿勢は、我々が取り組む『ずっと、もっと、つなぐぞ』のコンセプトにまさに共鳴するものです。16,000以上の山々と6,000以上の島々を有する日本は、自然豊かな国でもあり、また自然災害が多い国でもあります。Starlinkの業界随一の衛星通信ネットワークは、日本の企業や社会に持続的かつ信頼ある通信体験をもたらすでしょう。」
  • スペースXのVice President of Starlink Commercial Sales (Starlink 営業担当副社長) Jonathan Hofeller (ジョナサン ホフェラー) 氏は次のように述べています。
  • 「スペースX社として、KDDIのお客さまに新しい次元の通信手段を提供できることにワクワクしています。陸上や海上にて高信頼かつ高速・低遅延のインターネット通信のご要望にお応えすることができるようになります。このたび、ついに日本においてStarlinkサービスを開始でき、これまで40カ国以上で重要な通信を担ってきたこの強力なソリューションをお届けできることを楽しみにしています。」
  • <「Starlink」のユーザー端末>

スマホとの直接通信ですが、対応する衛星の打ち上げが2024年後半に予定されており、それを皮切りに以後データ通信サービスに向けて諸々進めるようです。使用予定のバンドは開示されていないようですが、既存の殆どの端末にてサービス可能とする予定との事(KDDIのHPより)なので、既存のLTEバンドの1つであることは間違いないでしょう。

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