転職とキャリアデザイン

転職理由の書き方

転職理由は人によって様々ですが、キャリアデザインをベースに転職を検討している人であれば面接の時にあたふたすることは無いかと思います。

とはいえ、人生の転機でもある転職です。面接時の本音や職務経歴書等への書き方などで悩んでいる方もいるかもしれません。

本記事は、転職理由の書き方や面接時の話し方についてキャリアデザインをベースにおさらいしてみたものです。

私、田中守はキャリアデザインベースで転職をし現在では年収5000万円を実現しています。貴方の転職活動に参考になれば幸いです。

転職理由における本質

田中 守流の『キャリアデザイン思考の転職』では、いわゆる『転職ノウハウ』というものは唄っていません。自分のキャリアデザインがクリアーになっていれば自ずと転職理由は明確になっているはずだと思うからです。

しかしながら、だからと言って転職先の会社の面接官にとって不安が全く無くなるのか?というとそうでもありません。彼らは自社を辞めてゆく人も多く見ているので、従業員が会社に不満を持って辞めてゆくということを良く理解しているのです。

『転職理由』を聞くことは貴方の『退職理由』を聞くことに他ならないのです。貴方が退職した理由が自社でも起こり得る場合は採用してもリスクが伴います。この様なお互いに不幸な状況を予め回避するための質問が『転職理由』なのです。

もう一つの理由は、そもそも採用候補者が自社で(自社の期待に沿って)活躍してくれる可能性が高いのか?というそもそも論です。『転職理由』を聞かれた場合には、この点も考慮して自分の考えを説明しましょう。

以下、具体的に見てゆきたいと思います。

転職理由 ランキング

以下2018年の、Type転職エージェントさんによる転職理由ランキングを見ていましょう。

これらを見ると転職理由は大きく分けて二つに分けられることがわかります。

  • キャリアアップやスキルアップといった、現在の業務では達成できないと考えていること(ポジティブな側面)
  • 給与や労働環境・労働時間などの待遇面(場合によってはネガティブな側面)

その他の細い点はありますが、転職理由ランキングから統計的にわかるように自分のキャリアに関して転職を望むこと(キャリアデザインを実現するには転職が必要と考えていること)および待遇面(キャリアデザイン思考から望む待遇面)から望むことに関しては、その説明の軸さえブレていなければ問題ないと考えます。

転職理由としてのキャリアアップ

in short (手短に)、『キャリアアップ』が転職理由です!の安易な繰り返しは辞めましょう。『キャリアアップ』それ自身が転職理由というのは面接官にしてみれば短絡すぎる印象を与えかねません。

『キャリアアップ』には、そもそもどういうキャリアの方向性で考えているのか? 今現在自分はどのあたりにいると考えているのか? 今の会社ではどこまで出来た(出来ない)つもりで、だから今回応募している会社でどこまでやりたいのか? 等々を一つの繋がったストーリーで説明することが必要です。

ポジティブなことばかりを言う必要はありません。転職理由としてキャリアアップをあげる際には、真っ当な理由で『xxは今の会社では出来ないと思いました。理由はxxです』と言えば良いのです。

面接官はもちろん、その(xx)理由を聞いていますが、それよりも注視しているのは貴方がキャリアについて説明しているその全体感、思想、考え方、等々なのです。

転職理由としてのスキルアップ

転職理由としてスキルアップをあげる人も多いでしょう。転職ランキング内にあるキャリアチェンジの中にも、スキルアップをしたいという背景の方は多く含まれていると推測します。

『キャリアアップしたい』『スキルアップしたい』は転職の面接では王道です。メッセージ自体はポジティブで良いことですので、その肉付けがここでも重要となります。

『スキルアップ』したい理由は? これまでの経験やスキルとの関係性は?そのスキルを身につけて転職先の会社で何を実現したい?(そのスキルを身につけた上で次はどんな会社に転職したい!、、、などということは言わないでください 笑)

そこまで説明した上で、自分にとってその『スキルアップ』が自分のキャリアデザインにとって非常に重要であること、そしてそのスキルアップを(転職先の会社)貴社で実現したいという気持ちをストレートに表現しましょう。

転職理由として本音はどこまで?

田中さん、そうは言っても本音では色々あります、、、と思っている方も多いでしょう。ともすればネガティブに捕らわれかねない内容について考えてみたいと思います。

やりがい

転職理由として『やりがい』をあげる人は多くいると思います。今の会社では『やりがいがない』と感じている。why?

これは必ず聞かれます。悪魔の誘導尋問には気をつけてください。自分のやりがいを削いでいる実態について説明すること否定はしませんが、それが上司が評価してくれない、周りのレベルが低すぎる、キツイ、、等々である場合、面接官は何を思うでしょうか?

「それってうちの会社でもあるぞ!」となった場合は即NGになるかもしれません。勿論、このサイトを見ている方にそんな方は多くはないと思いますが、転職理由としての『やりがい』は自分がやりがいを感じる状態としての『在り方』について話してみることをおすすめします。またその際に、その在り方ではなかった場合に自分がどのように対応してきたのかも同時に説明するようにしましょう。

社会人の多くが『やりがい』なんてそんなに簡単に見つかるわけでもないと思っているはずです。そう、『やりがい』とはある意味自分で見つけ出すものです。

転職理由で『やりがい』を言及する際には、このポジティブな点については是非話しましょう!

人間関係

社会人として、会社に務める人間として避けて通れないのが『人間関係』ですね。ですので、『人間関係』の悩みを転職理由として話す場合も出てくるでしょう。

そもそも論ですが、もし仮に『人間関係』そのものが本当の転職理由の場合、その人間関係の悩みに対して自分はどのように対処・行動したのか?を良く覚えておきましょう。

人類が『社会』という構成・仕組みを作り出して発展してきている以上、個性と個性が交錯する中で『人間関係』という悩みは必然のものです。

転職理由の一つとして『人間関係』をあげる場合は、自分がどのように対処してきたかを話し、また人間関係という苦境の中でも自分のキャリアの為に努力してきた点について真摯に説明しましょう。

前向き

逆に『ポジティブ』発言連発の場合を考えてみましょう。常に『前向き』に捉えています、xxなに不合理で納得行かないことが多くありましたけど、頑張りました!みたいな。

こっちの方が不自然ですね。転職理由として『前向き』さをアピールするのは良いのですが、行き過ぎには注意しましょう。ネガティブな要素を隠す必要はありません。全ての中に一本の軸があり、そこにネガティブ・ポジティブ(前向き)が絡んでいる、そんな実社会の荒波の中で貴方がどう生きてきたのか? それを面接官は知りたいのです。

転職理由の書き方 まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。きっと貴方は転職理由について本気で悩んでいるのだと思います。

転職理由、その中身というよりも説明の仕方で悩んでいるのですね。もし貴方の本音が人間関係や、やりがい、待遇面だけの場合、キャリアデザインについて今一度立ち止まって考えてみることをおすすめします。

転職理由の書き方については、応募書類の中でも重要な意味を持ちます。貴方のキャリアデザインに基づいて、キャリアアップ・キャリアチェンジ・スキルアップというポジティブ要素を完結に、且つ一本の軸をイメージして記載しましょう。

また貴方の中でネガティブ要素の転職理由がある場合は、それらを隠すことなく、しかしながら簡潔に且つキャリアデザインという一本の軸との関係性の中で語るようにしましょう。

皆様の転職活動の成功をお祈りしております。

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