という訳でいよいよ外資系生活が始まるのですが、その前に雑談を一つ、、、
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外資系の仕事を始める前夜、、、
辞めることになる日系企業が送別会を開いてくれました。
- 一次会は会社近くの比較的大きな居酒屋(部から多くの方が参加してくれた)
- 二次会は会社近くの飲み屋(おねぇちゃんがいるところ。キャバクラって感じでもなかったが。。。)
- 三次会は駅を移動してフィリピンパブ(歌って踊って、、、)
フィリピンパブが終わったのは深夜2時くらいを過ぎていたと思いますが、ここで皆んなとは最後のお別れをし(いやぁ、もう合わないだろうなぁと思った)、家路につくかと思いきや、二次会で口説いていたおねぇちゃんと会うために約束のファミレスへ。
おねぇちゃんはちゃんと来てくれました!「今日、10年働いた会社を辞めて明日から外資系で働くことになったのよ」という話をちゃんと聞いてくれていたんですね。彼女とは2- 3時間一緒に過ごしました(ご想像にお任せします 汗!)
さて、そんなこんなで帰宅したのは朝の5時は過ぎていたと思います。シャワーを浴びて、1時間ほどの仮眠をし(初日から遅刻する訳にはいかないので)8時45分に外資系企業が入っている雑居ビルの1階で待ち合わせ。
まだ待ち合わせした人は来ていなかったので安心したことを覚えています。それにしても「自分もよくやるなぁ〜」と。若かったですね。1日も休まずに転職し、しかもその前夜は朝までコース。
結構ゲロゲロでしたが何とかその日は踏ん張りました! 今では良い思い出になっています。
外資系の仕事はどんなイメージ?
日系企業に10年勤めていた私はさほど意識することもなく外資系企業に転職しました(正直なところ)。なので、外資系の仕事についてのイメージなど特段気にもせずといった感じでした。
皆さんは、外資系の仕事についてどんなイメージや疑問・心配をお持ちでしょうか?
- 外資系の仕事には英語は必須?
- 外資系の仕事では、仕事量が半端ない?
- 外資系って、やっぱり相当忙しいの?
- 外資系の仕事の進め方はどんな感じだろうか?
- 外資系の仕事は日系企業に比べて正直きつい?
- 外資系では仕事の内容や種類はどう決まるのだろうか?
- 外資系の給料はやっぱり高い?頑張るだけ貰える?
- 外資系で仕事が出来ないと、やっぱりクビになる?
- 外資系だと在宅(リモートワーク、テレワーク)で仕事ができる?
では1つ1つ見て行きましょう〜。
外資系の仕事には英語は必要? どういうレベル?
Simple answer is YES. (簡単な答えとしては、YESです)
勿論、レベル感はいろいろあります。外資系企業(の状況)によって様々だと言う意味です。少し例をあげて行きましょう。
- 日本支店の社長が外人の場合、ミーティングは英語になる(逆にそうでないと通常のコミュニケーションは日本語が多い)
- ビジネス系とエンジニアリング系で多少異なる(日本店のエンジニアリングは日本のお客様と相対する事が多いので日本語。但し、製品開発をしている本国のエンジニアとのコミュニケーションは英語)
- 本社やその他の海外拠点とのコミュニケーションは英語
- 普段、メール等でも英語を多用している為、話の中でどうしてもカタカナが多くなる。私の場合は、「ルー大柴みたいだ!」と揶揄されました(大爆)
私が転職した外資系企業の日本店は日本人が4人のみ。この4人のコミュニケーションでわざわざ英語は使いません。勿論、本社との電話会議などは全て英語でしたが。。。
英語についてはまたどこかで深掘りしてゆきたいと思います。私の経験から一つ言えることは、英語を気にして外資系への転職を躊躇っている人は勿体無い!と言うことです。
TOEICが、500 - 600 点くらいの人でも諦める必要はありません。その程度の点数であれば、ぶっちゃけ外資系に転職して実践英語で鍛えた方が早いと思います。もう少し点数が低い人はまず5-600点取れるくらいまでは勉強し、その後外資系企業への転職を検討してください。
外資系の仕事の仕事量は半端ない?相当きつい?
この疑問に対しては「感じ方」の問題なので、人それぞれではあると思います。ただ、日系企業でもちゃんと(普通に)仕事をしてきた人であれば、おそらく「仕事量」に関しては「多くてへとへと」とは感じないでしょう。
逆に、外資系では「仕事の進め方」や「時間・場所」は自分で決められる要素が強いので、その分自分の進め方次第では「こんなんでいいのかな?」と思う程度かもしれません。
「きつい」事があるとすれば、それは「自分で考えないといけない」という事実です。これは外資系ではMUST(必須)のスキルになります。
このサイトでも度々使っている言葉ですが、「Self Driving」のスタイルで日系企業でも仕事をしてきた人にはあまり負担に感じないでしょうが、逆に「指示待ち」のスタイルで仕事をしてきた人には「相当キツイ」と感じるかもしれません。
外資系での仕事の内容や進め方はどのように決まるの?
外資系の仕事の進め方ですが、まず目標(Goal)を決めます。このGoalを決めるのがReview Meetingで、半年または年単位で実施されることが多い様です。
日系企業でも目標設定はありますが、外資系の場合は特にQuantative(数値で測れる)な設定が必要となります。目標売上いくら! 目標Design Win(商談成立、Project確保など)がいくつ!など。
これらの数値が、KPI (Key Performance Indicator)と言われ、外資系界隈では皆んなが使う言葉ですね。
さて問題はここから。具体的な仕事の内容や進め方は誰が決めるの? はい、「貴方です!」 そこを具体的に考えるのも貴方の仕事なのです! 仕事の種類を選んでいる場合では無いのです!
ある程度組織が大きくなってくれば、それまでの仕事の進め方や客先との関係性があり、それらを元に自分なりに考えて進めてゆけば良いのですが、新規に日本市場に進出した場合や、技術や市場そのものが新しい場合は前例がない為に、多くの方向性を自分自身で考えぬかなければなりません(決して本社は教えてくれません。だって、それを考えて実行して売上をあげてもらう為に我々を雇っているのですから!)
勿論、上司や日本店の社長に相談は可能です。でも、それらの人が怪しい?タレント(人材という意味)やクセのある人だと大変です。私の場合はまさにこれでした。まさに暗黒の5年が始まろうとしていたのでした!
外資系は給料も高くやりがいがある?でも仕事が出来ない奴はクビになる?
外資系の給料等の実態については、「外資系のリクスとチャンス」のカテゴリーで色々書いてますので、よかったら参考にしてください。
この質問に対してもストレートに回答するのは難しいのですが(理由はこちらの記事(外資系転職でクビになるリスク)で)、日系企業に比べれば「退職勧奨」は多いと思います。KPIに敏感な外資系企業ですので、Low Performanceが続くと流石にやばいです。
あきらかにダメダメは論外ですが、それもこれも人間関係がまず重要です(これは良い意味でも悪い意味でも驚いた!)一番ダメなのは、Performanceの実態は Lowなのは明確なのに、自分は出来る、組織(上司、仲間)が悪い、と言い張る人です。
外資系はクビになるリスクが高い、と不安になっている人に言いたいことは、「まずは誠実に対応し仕事に取り組んでいる人に、簡単にクビ宣告はしない」ということです。「誠実」な人であれば、たとえその期でPerformanceが低かったとしても、原因や進め方について上司と相談し、次は着実に改善してゆくと思うからです。
ちなみに私の場合の外資系1年目は、年棒(Annual Salary)が 75万 x 12 = 900万円で、ボーナスは150万くらい出た(それなりの評価)と思います。ここでサラリーマンの一つのゴールである年収1000万円は実現できました。
外資系の仕事で驚いたこととは!
最後になりますが、私が外資系に転職して驚いたことについて書いてみたいと思います。その前に私が外資系に転職する前に外資系企業にイメージしていたものとは、、、
- キレッキレの出来る(スマートな)人が仕事している
- 自分も周りに感化されて成長できる!
- ラフな格好でOK
という良いイメージばかりでした。今思うと青かったなぁ・・・と。
実態はというと、、、大汗! 勿論、コンサルファームなどに転職していればそう言うイメージの人も多くいたのかもしれません。私の場合、シリコンバレー企業の日本支社で人数は自分を入れて4人(+アシスタントで5人)。いやはや、、、
特に上司は外資系には慣れていますが、営業スタイルが「バリバリの日系風」というかオールドスタイルな方だったのです。
この方とは、途中で胸ぐらを掴みあう喧嘩をしますが、そこら辺はまた別途と言うことで・・・(最後までお読みいただきありがとうございました!)